医療法人啓林堂クリニック 泌尿器科皮膚科 福岡県福岡市早良区原8-2-26  電話092-873-7877

当院で行っている主な検査をご紹介します

特に泌尿器の検査は痛い怖いというイメージがあるようです。実際の診療では、まず問診や触診などの診察をおこないます。その結果から、可能性のある幾つかの疾患を想定、それに対してより苦痛が少ない検査を組み合わせて診断を進めていきます。いきなり痛い検査を行うわけではありませんので、ご安心ください。
どのような検査をされるのかが分からないと、不安も大きくなるものと思いますので、参考までに当院で行っている主な検査を紹介いたします

マルチスライスCTスキャナ

マルチスライスCT.jpgマルチスライスCT操作室.jpg
幅広い疾患について診断能力が向上します。
泌尿器科領域に関して、超音波検査では診断が困難な、小さな腎臓がんや副腎腫瘍の早期診断が可能です。また、通常のレントゲン検査では描出できないエックス線陰性尿路結石のスピーディな検出ができます。
 検査は緊急を除き予約が必要です。気になる検査結果については、検査当日(CT実施後30分以内)に説明可能です。一般に、病院でのCT検査では、結果説明が後日となることが多く、やきもきしながら待たされますが、当クリニックでは心配して過ごすことはありません。


糸状菌検査

PICT0006.JPG顕微鏡kabi.jpg糸状菌





水虫やたむし(白癬症)の診断に用います。病変部の皮膚を薄く採取(痛くありません)。
薬品処理後、糸状菌の有無を顕微鏡で観察します。所要時間10-15分。

尿流測定検査

uro-flow2.jpg福岡市内のクリニックでは初の導入uroflow-room2.JPGuroflow-graph.jpg







 おしっこの出が気になる方は、まず尿流測定検査をおすすめします。排尿困難といっても様々なパターンがありますし、それを正確に表現することも難しいものです。また、自分では年相応(普通)と思っていても、実際は良くないこともあります。あるいはその逆もあります。
 この検査は、排尿してもらうだけ。当院では、尿流測定専用室を設けております。普通と同じようにトイレが済ませ、水洗ボタンを押すと、自動的に検査終了となります。センサーが感知し、実際の排尿パターン、最大尿流率、平均尿流率などをグラフと数値で表示します。


全自動尿中成分分析装置

全自動尿中成分分析装置福岡市内のクリニックでは初の導入
 この装置は、最新の細胞解析技術であるフローサイトメトリー法を用いて、尿中の赤血球、白血球、円柱、細菌などの成分を測定し、個人差や施設間差のない高精度の尿中有形成分分析データを全自動で検出いたします。尿中細菌や白血球の検出精度が向上し定量的データが得られます。
 また、尿中赤血球の検出では、腎臓由来と尿路由来の鑑別において信頼性の高い情報が提供されます。
 従来の測定法(尿沈渣法)では、尿遠沈などの煩雑な操作行程や目視計算などで、1検体測定に10分以上を要していましたが、この装置の導入によって1検体を72秒で測定可能となりました。測定効率の大幅な向上は、診療待ち時間の短縮に貢献します。


前立腺超音波検査

前立腺専用の特殊エコー検査。前立腺肥大症、がん、炎症の鑑別に有効な検査です。推定重量を測定することが可能です。前立腺の中でもTransition Zone と呼ばれる部位の増大が特徴です。がんは肥大症と異なり、 Peripheral zone(辺縁部分)より発生します。がんの場合は周囲への浸潤の有無も検索します。
bph.jpg前立腺癌pca.jpg前立腺肥大症


前立腺針生検


前立腺癌(がん)が疑われた場合、確定診断のために行われます。前立腺超音波にて前立腺を検索した後、系統的にねらった6カ所(2カ所ほど追加する場合もあり)の組織を採取し、がん細胞の有無、組織の特徴を検査します。最近では全国的に採取カ所を増やす傾向があります。当院では現在12カ所からの採取をおこなっています。
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ドップラー超音波検査

白黒の画像に加えて、カラーの血流信号を検出できます。血管病変の検出に有効です。

PICT0010.JPGドップラ超音波装置nutscracker.jpg写真はナッツクラッカー現象。左腎静脈の拡張がみられます。 (青い部分が腎静脈)血尿の原因の一つavm.jpg腎動静脈奇形 腎内の血流が均一でなく大きなたまりとしてみられます。  (青と赤があつまっている部分)  これも血尿の原因となります。







レントゲン検査


胸部、腹部単純撮影をはじめ、排泄性腎盂造影、逆行性尿道造影、膀胱造影など特殊尿路造影検査をおこないます。
rentgen2.JPG撮影装置ivp.jpg写真は排泄性尿路造影 尿管結石や尿管腫瘍など、その他腎や膀胱の病変の精査目的にて行われますug.jpg写真は尿道造影 尿道狭窄、前立腺肥大症などの診断に用います。cg.jpg写真は膀胱造影 膀胱尿管逆流症、神経因性膀胱、腹圧性尿失禁などの診断に用います


皮膚生検

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皮膚生検、各種切開や手術にはサージトロンを導入しています。高周波を使用するため、一般の電気メスに比べ、組織の損傷が少なく、術部の回復が早く、傷跡が目立ちにくいメリットがあります。



膀胱内視鏡検査


胃には胃カメラがあるように、膀胱には膀胱の専用内視鏡があります。膀胱がんなど膀胱内病変の診断に用います。尿道狭窄や高度の肥大症、炎症等がなければ、痛みは少ないと思います。検査前に軽い痛み止めをおこないます。 検査中もモニターを見ながら説明を受けることができます。

軟性膀胱鏡と硬性膀胱鏡鏡
2種類の膀胱カメラがあります。以前から使用されている硬性鏡は金属の直線的な”筒”。この先端にレンズと鏡が配置されます。最近では患者負担(挿入時の痛み)を軽減するメリットからフレキシブルな軟性鏡の導入施設が増加しています。
当院では両方の機器を使用しています。
軟性鏡のメリット:検査時の患者負担が少ない。膀胱頸部(膀胱の出口)の描出に優れている。
硬性鏡のメリット:画像が鮮明で小さな変化も捉えやすい。出血性病変の描出に優れている。

膀胱軟性鏡.jpg軟性鏡