医療法人啓林堂クリニック 泌尿器科皮膚科 福岡県福岡市早良区原8-2-26 電話092-873-7877

帯状疱疹

啓林堂クリニック泌尿器科皮膚科 福岡市早良区

症状

症状としては、まず最初に皮膚が赤くなり、その中が、2,3日で小さな水疱(水ぶくれ)の集まりとなります。その部位や神経の走行に沿って痛み(ピリピリ、ジンジン等)を伴います。熱が出たりすることもあります。水疱は1週間もすると破れて、その場所が黒いかさぶた(痂皮)となります。細菌感染を合併して膿が出る場合もあります。治った後も色素沈着など跡が残る場合があります。

原因

帯状疱疹の原因はヘルペスというウィルスです。このウィルスは水痘(水ぼうそう)と同じもので、子供の頃にかかったものが、そのまま何十年も体の神経節に潜んでおり、これが、過労や睡眠不足など体の抵抗力が落ちたときに増殖し発症します。ウィルスは神経に沿って拡大しますので、体の神経の走行に沿って痛みや皮膚症状が出ます。

治療

帯状疱疹の治療は、抗ウィルス薬を使用します。外用、内服、注射剤がありますので、程度によって使い分けます。この薬剤は、発症から1週間以上経過した頃から使い出してもあまり効果がなく、できるだけ早期に使用することが重要です。痛みに対しては、まずは鎮痛剤を使用します。その他、神経の修復を助けるビタミン剤を併用したり、細菌感染を合併した場合は、抗生剤やかぶれの薬を併用する場合もあります。順調にいけば、発症から2週間もすれば、皮疹や痛みは改善に向かいますが、以下の注意も必要です。

注意点

後神経痛

後遺症の一つで、罹患した後に頑固な痛みが残る場合があります。麻酔科による神経ブロックが必要になります。

顔面神経への感染

顔の神経(三叉神経)に発症すると、顔がゆがむなどの麻痺を引き起こすことがあります。また、顔の神経は直接脳より出ているため、髄膜炎の注意も必要です。

基礎疾患の存在、体力の低下

帯状疱疹は、抵抗力が落ちたときに発症する場合が多いので、思わぬ病気(内臓疾患など)が隠れている場合があります。また、高齢者は重症化し、入院が必要な場合があります。

感染

水ぶくれの中には帯状疱疹ウィルスが含まれていますので、以下の方々との接触には注意が必要です。

  • 水ぼうそうにかかっていない人、子供
  • 妊婦
  • 免疫抑制剤を使用している人

全部かさぶたになれば、人へ感染させる心配はないでしょう。ふつうの大人の場合は水ぼうそうにかかっているので心配いりませんし、直接帯状疱疹がうつるわけではありません。

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