医療法人啓林堂クリニック 泌尿器科皮膚科 福岡県福岡市早良区原8-2-26 電話092-873-7877

皮膚掻痒症について

啓林堂クリニック泌尿器科皮膚科 福岡市早良区

皮膚疾患の多くは、皮膚が赤くなったり、じくじくしたりして、目に見える皮膚の変化がありますが、皮膚掻痒症は、皮膚の変化が乏しいのにかゆみだけが出てしまうものです。もちろん、掻いてしまえば、かき傷ができることはあります。かゆみは下肢によく見られますが、腹部や背中など広い範囲に出現します。
 皮膚掻痒症の原因は、高齢者によく見られるドライスキン、薬剤によるもの、肝臓などの内臓疾患、食事、妊娠など、様々ですが、一番多いのは、ドライスキンによるものです。
 高齢者は、皮脂分泌が少なくなる傾向があります。そのため、皮膚角質層での水分保持能力が低下してしまい、ドライスキンになりがちです。
 こうなると、ちょっとした刺激や衣服のこすれ、温度変化などに過敏になり、かゆみの誘因になります。
 治療は、かゆみ止めの内服薬、保湿剤などの外用薬を組み合わせますが、それと同時に、日頃のスキンケアも重要となります。日頃の生活に少し注意をすれば、かゆみが改善される場合も多いものです。
 以下は、当院でおこなっている生活指導の要点です。根気よく、がんばってみてください。

● 入浴の注意点

  • ドライスキンの方では、入浴法に改善の余地がある場合が多いようです。
  • 石鹸の使いすぎに注意しましょう。
  • 洗面器にお湯を張ります。石鹸を溶かし、石鹸水を作ります。手で泡立てて、それをすくい取り、手で体を洗いましょう。
  • ナイロンタオルは厳禁です。上記の方法か、手の届かない背中などは、柔らかいタオルで洗ってください。
  • 入浴剤(イオウ成分が入ったもの)は、皮膚が乾燥し、かゆみの原因になる場合があります。
  • 入浴後はすぐに保湿剤を使用しましょう。
  • 熱めの風呂が好きで、ごしごしとこすって、風呂上がりのさっぱり感がよい、と思われる方もおられますが、トラブルになる場合が多いようです。

● 住まいの注意点

  • 特に冬は乾燥しがちなので、かゆみが悪化する場合があります。
  • エアコンの暖房は、あまりお勧めできません。
  • 暖房のしすぎはよくありません。直接温風が当たらないようにしましょう。
  • 湿度は50%以上をめやすにしましょう。
  • こたつや電気毛布も長時間使用しないように、注意しましょう。

● 刺激物を避ける

  • 肌着は木綿で肌触りが柔らかいものを
  • ウールなどやごわごわした衣類は、皮膚を刺激しがちです。
  • 飲酒や香辛料など刺激物は、かゆみが出やすいので控えましょう
  • その他、紫外線、汗、ストレスなども注意が必要です。

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